続だらだら山歩き3

愛媛の山をひとりで歩く。登山ですかと聞かれるとそこまで高度な事はできません。そうだなぁ、年中、山中徘徊しています。

石鎚山 坊主石探し 10月

f:id:aruker:20211112213451j:plain

石鎚山には昔、石鎚十四景というものが謳われており、その内に大坊主、小坊主というものがあったらしい。他の書物には連僧石と紹介されているものもある。

「旅する石鎚信者」さんも以前より探しており、そちらの情報も参考にちょろちょろしているのだが、今の候補として水晶尾根付近にあるのか? という感じである。

私が興味を持ったのも、それ程の奇岩なら今もわかるのでは? という軽い気持ちだったのだが、老ノ川が一番近かったらしい、程しか分からなかったのだがあちらに写真が上がったのが再燃の理由となる。

しかし、千足山村においても老ノ川というのは情報が少ない。原因は、同村においても一番最後に出来、かなり早い時期に消失した集落であるという事が最大だろうと思う。

 

 

 

f:id:aruker:20211112213001j:plain

紅葉のシーズン。車はてんこもり!

 

f:id:aruker:20211112213004j:plain

歩き始めは天気がいい。こんなに天気がいいのに藪に向かって歩いている。なにやら方向を誤っている気がする。

 

f:id:aruker:20211112213007j:plain

一応、ガスが出るんじゃないの? みたいな天気だったんだけど、何この青空。

 

f:id:aruker:20211112213010j:plain

山でしか見られないぐらいの青。これも山の醍醐味だと思う。

 

f:id:aruker:20211112213013j:plain

絶対、石鎚を堪能する方が一般的だと思う。

 

f:id:aruker:20211112213019j:plain

ウメバチソウだと思われる。この日は藪漕ぎメインのつもりでコンデジなので小さな白い花はうまく拾えない。

 

f:id:aruker:20211112213022j:plain

下から見上げてこの絵が見えることは、実はそうはない。

 

f:id:aruker:20211112213032j:plain

合流点である二の鎖下に到着。日差しの関係か空が白んできた。

 

f:id:aruker:20211112213041j:plain

面河合流点から縦走路に入る。いやー絶対縦走日和ですよねー

 

f:id:aruker:20211112213047j:plain

日差しを待たないので白白である。コンデジの画面ではそうなんだろうな、ぐらいしか分からないし分かったところで原因はセンサーの小ささなのでどうしようもない。

 

f:id:aruker:20211112213050j:plain

これから藪漕ぎにいくとおもうとなんだか秋らしくなかったので足元のリンドウを撮ってみた。

 

f:id:aruker:20211112213053j:plain

したに見えるのは面河道。縦走路もこの辺りは比較的歩かれるのでわりときれいである。

 

f:id:aruker:20211112213055j:plain

そろそろ三角点への登り口。小さな沢に沿って上る。

 

f:id:aruker:20211112213058j:plain

斜面をよじあがっていると中央、西之冠から堂ケ森のラインが奇麗。

 

f:id:aruker:20211112213102j:plain

稜線に到着。5月頃にシャクナゲと一緒に撮られるアングルはこのあたり?

 

f:id:aruker:20211112213104j:plain

なにやら人が歩くように開かれた場所から見ると雲海が。

 

f:id:aruker:20211112213107j:plain

f:id:aruker:20211112213110j:plain

三角点到着。三角点名が石鎚山である。昔は深山の方にあったというものを見たことがあるが、神域だから移動されたのだろう。

石鎚は三山からなる山である。と、昔の紹介にはよくある。今では深山、天狗嶽、南尖峰の三山だといわれることが多いが、恐らくそもそもは南尖峰から西之冠までを指して石鎚山だと言っていたのだろうと思っている。そうした紹介は少ないが、これには理由があって、昔の人は特徴的な山、もしくは機能が求められる山(城や境界点、社のある宗教の山)以外は特に興味がないケースが多かった。しいて言うと愛媛国境の山とか、千足山村の境界、とかいうものだったのではないか。

これが戦争の為に陸軍が詳細地図を起こし、ことのついでに山名を記載した。これが測量点に記載されたので実は現実と違う。みたいな話が今に残っているわけである。酷いものになると、勝手に陸軍が命名していたりもする。

とはいえ、黎明期の冒険家のような山岳家達も勝手に自分たちで名前を付けようとしていたようだが。

 

f:id:aruker:20211112213113j:plain

激下りだが、思ったより人の手が入っている。先には書かなかったが、水晶尾根というのは実は愛媛の山岳家達にとっての一つの聖域で時々人が入っている。しかし、わざわざ岩を探して歩いた人が居ないのでこうして下ってみるわけだが。

 

f:id:aruker:20211112213117j:plain

嫌な勾配。上り返すのか。。。。

 

f:id:aruker:20211112213121j:plain

斜面が落ち着くと笹原が強く出てくる。

 

f:id:aruker:20211112213124j:plain

これが昔反射板があったところだと思われる。今も痕跡があるが、思ったよりも狭い範囲な気がする。

 

f:id:aruker:20211112213127j:plain

テープが徹底的に外されて人の痕跡が薄い。野生の痕跡もほとんどないが。

 

f:id:aruker:20211112213130j:plain

気が付くと目的としていた地点を過ぎていた。当たり前のようにそんな石は見当たらない…… 上り返す途中に目にまぶしい赤があったのだが、カメラからしたらまぶしい日差しだった様子。

 

f:id:aruker:20211112213135j:plain

人の痕跡を発見。かなり昔の形のフェンスですね。というか、こういうのは撤去してくれてもいいような。

 

f:id:aruker:20211112213138j:plain

今回の斜面下り以降、最初で最後のテープであった。。。 のけられていないという事は逆に今のルートちょっと外しているのね。

 

f:id:aruker:20211112221749j:plain

このコンデジも買ったときは奇麗な写真に喜んだものだけれども。きれいな赤。


 

f:id:aruker:20211112221850j:plain

と、言う事で稜線に帰ってきましたよ。

f:id:aruker:20211112213151j:plain

f:id:aruker:20211112213154j:plain

f:id:aruker:20211112213156j:plain

また春にも来たいところである。

 

f:id:aruker:20211112221950j:plain

面河ノ頭(勝手に呼ぶ)あたりがけっこう紅葉していたんだけど、やっぱり写っていない。

f:id:aruker:20211112213205j:plain

思ったよりは上り返しが早かったので石鎚にも寄ってみた。少し遅い時間だけれどまだ人だかり。

 

f:id:aruker:20211112213208j:plain

紅葉の具合はこんな感じだった。

 

f:id:aruker:20211112213211j:plain

下界は白くなっている。さぁ帰ろう。

 

f:id:aruker:20211112222148j:plain

やっぱり最後の上り返しがきついわけで。。。 これより下の尾根道にはないのではないかと思ってはいるもの、今度また歩こうと思います。

どっちかというと今は雪たるの斜面にあるんじゃないかと思っているんですよね。

だれか知っている方、万が一これを目にしたらアドバイスください。よろしくお願いします。